翼班の日記です。

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よくのなつやすみ

書いた人: mori_show | 11/11/20 19:36

はじめまして、今年度の翼班主任の森です。
代が変わってから1度も更新してなかったんでそろそろ更新しようと思い立った次第です。
1度も更新してなかったからって何にもやってないわけではないんですよ。いやほんとに
メインテーマは夏休みにやったことでやっていきたいと思います。
よろしくおねがいします。
(いやまあ確かに今頃夏休みの事を書くって正直どうなのっていう見方も無くは無いとは思うんですけど一回も更新してなかったから妥当というかなんというか)


【やったこと】
1過去資料整理
とりあえず鳥コンが終わり、何するかーという時に昔の翼班ノートが大量に棚に詰まっていたんで、ここでホコリ被ってるのは可哀想だと思い、全部よみました。
過去の先輩たちはなかなかおもしろかったです。楽しく読ませてもらいましたよ!ええ!



2尾翼破壊
琵琶湖から帰ってきた尾翼を熱縮とか荷重とかかけたりなんだのやってみたりで破壊兼試験みたいな感じのをやってみました。
ドライヤーとアイロンで熱縮したんですけど、両方とも一長一短な感じでどうしようか迷いますねー。
ねっしゅくのれんしゅうになってよかったとおもいます。(翼がボコボコになったり一部溶けたりしたのは内緒)

2.JPG←ヒートガンによる熱縮の行く末

尾翼くん




3試験尾翼
現在のリブ間はちょっと狭すぎるんじゃないかという話があったりして、どれくらいならリブ間を広げてもまあOKなのかというのを判断するための試験尾翼の作成をしました。
ちょっと試験的にやってみたいこともやってみて、それもたぶんいい感じだったんで良かったです。(ひみつ)
ただ、実際始めて自分達だけで翼を作ったのでそれはもう手こずりました。
予定ってむずかしい。

3.JPG←リブ立て中(リブが曲がっているのはご愛嬌ということで)




4背面窓
現在はリブのおなか部分には運営用の「窓」とよばれるものがあるんですけど、それが背中にもつくことになりそうです。
琵琶湖から帰ってきたB翼で試しに作ってみたところいい感じでったんで採用です☆
てぃひっ




5試験ストリンガー
ストリンガーをヒノキ以外のものにしたいなあという願望からいろいろ試してみました。
ペット棒とかカーボンとスタイロのやつとかカーボンの細長いのとか。
実際どうなるかは見てからのお楽しみ!
と、いうのは建前で、まだ決めかねています。が、雰囲気きまりました。
正直これが一番つらかった。だってヒノキさん優秀なんだもん・・・



ここまでがなつやすみ
【10月~のお話】

6展示尾翼
工大祭で展示する用の尾翼を修復&作成しました。
展示でバタバタ動いてた尾翼、実はあれ完全展示用だったんで全然触っていいやつだったんですよ。
一応しっかり作ったんでトラス肉抜きマニアの人とかがいればある程度面白かったと思います。
ただ若干地味すぎた気がしないこともな

4.JPG←トラス



7翼ラック作成
ふぇぇぇ・・・毎年桁が変わっちゃうんで、ラックも変わっちゃうんですよぉ・・・
ってぇな具合でついこのまえラック作りました。
去年はたまたま作んなかったらしくって、完全に盲点だったんだけどね!
くんさんが一晩でやってくれました。

"一晩で"




【現在進行中なアレ】
・スライサー作成
マイスターはですね、プランク材やスタイロ板を「スライサー」と呼ばれるもので、誰にも見られないように夜な夜な作るわけなんですけど、のスライサーがちょっとガタが来てる感があったので現在精鋭作製中です。
(これまでの流れ)
スライサー一新したるでー→骨組みなんとか完成した!→(NEW!)モーターのトルク足りやん・・・(´・・`)
T.Hirozumi先生の次回作にご期待ください!!


・マスター製作
翼班といったらこれ!マスター製作!!
マスターというのはリブを切るための型紙のことでこれを10mmのスタイロ板に貼りつけてリブを熱線できるんですね。
翼班はこの作業を3ヶ月かけて、必死にやすり続けるわけです。実はこのマスター、非常に繊細でやすりすぎてしまうとボツになっちゃうんですよ。
5、6時間とかかけてつくったマスターが一瞬にして水の泡に!ということは翼班なら誰しも経験したことがあるでしょう!
この失敗が立て続けにつづくと、なかなかにつらいものがあります。
しかし、これを乗り越えた証には強靭な精神と目には見えない何かを手に入れていることでしょう!!こうして真の翼班員となるわけですね。 #翼班あるある                マスターのイメージ:1→2→3  漫画「漂流教室」より


ようやく軌道に乗り始めた翼班ですが、スウィング・バイしないように努力していきたいと思いますので、これからもどうぞ応援よろしくお願いします。それでは。

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最後に(by前翼班主任)

書いた人: TOYO | 11/08/17 18:48

更新しよう、更新しようと思っている間にあっという間に鳥コンが終わり、
もう引退になっていました。すみません。

まず、今年どのような作業を行ってきたかを書き、そのあと総括を述べたいと思います。

今年の翼班作業は去年に引き続き展示翼の製作から始まりました。
この目的は、作業工程の見直しと現在の状況の把握を主眼に行いました。
ここから、今年の翼で改善すべき所を洗い出しました。

主な物としては
・肉抜きを含めた翼型の最適化
・リブ立て方法の見直し
・ストリンガーの見直し
です。今でこそまだやってみたいことはたくさんあります。
しかし、製作開始当時見つけた物は以上の物でした。
その後、試験翼の製作を経て本番用の製作に入ります。

しかし、製作開始時期は予定より遅い11月になってしまいました。
その原因は、私が担ったプログラムの改良です。
もっと早く取り組めば良かったと今でも悔やんでいますが、もうどうしようもありません。
マスター作りの開始です。
2年生の成長の早さと作業に対する熱心さもあり、マスターは予定ギリギリの
2月初旬に終わります。

それからはリブ切りです。毎日毎日切ってはチェック、切ってはチェックを繰り返します。
しかしここで、私の計画の甘さを認識させられます。
実は今年から、ストリンガーの穴をリブ切り台で開けることにしたのです。
試験翼では、短い翼幅でしか作っていなかったため、実際の作業負荷を認識していなかったのです。
今までの作業で予定はすでにカツカツ、ロールアウトを遅らせてしまう可能性がありました。

そして起きた東日本大震災・・・。

機体には損傷がなかったものの、あまりの惨状に言葉を失いました。
あの日は一生忘れないと思います。

そして、作業も遅れます。当初の予定では3月下旬に完成予定だったものが、
3月下旬から作り始めることになりました。
春休み中に作り終わらなければ、ロールアウトがいつになるか分からない。
また、TFも多くやりたい、という思いからリブ立てが始まりました。

あの頃の班員は本当によくやってくれたと思っています。
製作方法を変えたため、製作時間は延びましたが、精度は維持しなければならない。
集中力を切らさず作業をしてくれた班員に感謝したいと思います。

その結果、春休みを少しオーバーしたものの、無事翼を製作することが出来ました。

それからのGSU、そこでも問題は起きました。
風が強い中運んだため、リブが破損したのです。
これは防げたミス、もう懺悔の気持ちでいっぱいでした。
その中でも、再び元の形に戻った翼、やはり班員には感謝しても仕切れないです。

その後のTFは桁接合で苦戦はしたものの、破損することなく終わり安心しました。

そんな中、平行して翼端とウィングレットを作ります。
翼端はすんなり終わったのですが、ウィングレットは予定の2倍の時間がかかってしまいました。
特に難しかったのがフィレット、一度作ったものは前縁と後縁のずれがひどく、
作り直すことにしました。
そして完成したのは最後のGSU直前、またもギリギリになってしまいました。

また、最後のGSUの直前は、翼の後縁と前縁材、フィルムを付け替えました。
これまたギリギリ、もっと時間をかけられたらと思うのですが力及ばずといったところです。

そして、本番へ。
あとは19日の放送をお待ちください。



とまあ、こんな一年でした。
他にもやったことはいっぱいあるのですが、一年をまとめようとすると
どうしても収まり切らなくなるのでここら辺で終わりとします。
振り返ってみると、翼はみんながいたからこそ出来た物だと再認識させられます。
ひとりでも欠けていたら今の状態にはなっていないでしょう。
かけがえのない班員たちでした。

そんな翼班に、今年一年どのような主任であるべきかを考えました。
それは、
     「人を安心させる」
です。
これには、緊急事態に遭遇しても人を安心させる落ち着きを持たなくてはいけない
という思いからでした。
落ち着きを保っていれば冷静な判断を下せる、という思いも含まれています。
実際、今年は地震やリブの破損といったことが起きました。
果たして、この目標は達成できたのでしょうか。

この一年はいろいろ考えさせられる一年でした。
何が答えか分からない状態から、最適な解へと近づける、この難しさに触れました。
ただ、一つ言えることは一人では何も出来ないということです。
一人一人が出来ることをやると、一つの大きなものが出来上がる。
いい経験が出来ました。

でも、これまでの作業を思い返すと、まだまだ反省すべき点はたくさんあります。
見通しが甘かった点、あそこでああすればと今でも思います。
次から直そうと思っても、もう終わってしまいました。
それでも、楽しかったです。
今だからこそ、翼班主任やって良かったと思います。

最後に翼班のみんなへ
この一年間、こんな私についてきてくれてありがとうございました。
判断ミスとかあってすみません。
みんなと琵琶湖で飛行機飛ばせて良かったです。


   2011年度翼班主任  豊川


写真もない字だけのレポート申し訳ありません。
それでは。

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最後に(by前翼班設計)

書いた人: TOYO | 11/08/17 18:13

いままで表に出てこなかった2011の翼設計の大網です。
鳥コンも終わり、そろそろ活動報告か、と思い出てきた次第です。
このレポートも、いままで自分のアカウントを作っていなかったので、TOYOさんのアカウントから投稿してもらっています。

主翼.JPGのサムネール画像

こっちが主翼で

尾翼.JPGのサムネール画像

こっちが尾翼です。
これらの翼を形作る青い部品を1年かけて作ってきました。

 翼設計の仕事は、全体設計が要求する翼形状を可能な限り軽量に実現することです。
大まかな構想から解析の真似事をやり、リブの形状、肉抜きの程度などを決めます。
翼を軽くするうえで考えなければならないのが、強度と剛性です。
こわれないように、そして変形しすぎないように。翼型がくずれると翼の性能が低下してしまうからです。
下の図は安全率を見ている時のものです。青い部分が多いうちは、まだ削る余地ありということです。こんな感じの解析の真似事をいろいろとやりました。

解析の真似事.JPGのサムネール画像

今年は、といっても設計をしたのはほとんど去年のことなのですが、割と思い切った構成にしてみました。
前任者さんが特に口出しもしてこなかったので、自由にやることができたのです。
翼を軽くするには、リブの間隔を広げて枚数を減らしたり、肉抜きを増やしたり、あるいはリブを薄くする、などの方法がありますが、どれも強度と剛性とのトレードオフです。しかし、その構成をいくらか工夫することによって、同じ重さでも構造的に強度を上げることができます。
結局のところ、毎年機体重量や翼面積は異なるのであまりいい比較ではありませんが、今年の翼は軽かった、といっていいものになったと思います。

 もっとも、設計的な工夫を盛り込めるようになったのは、製作面での進展があったからです。
マイスターの翼班では、スタイロフォームという発泡材を電熱線で切り出してリブをつくっており、その際にマスターとよばれる型紙を使っています。
このマスターは、翼にテーパーがかかっている都合でおよそ150枚ほど必要となります。そのマスター一つを印刷するためにいくつかの変数を入力する必要があるわけですが、いままではそれを手作業で行っていました。
今年はTOYOさんが細かい指定ができるようにプログラムを拡張し、それとTOYOの中の人が書いたクリック2回で変数をすべて入力できるプログラムと合わせて、変数が40ほどの、従来より細かい設計をすることが可能となりました。(その変数というのが3,4ケタで、まあ手作業での入力は無理です。)

 また、今年の翼は新たに工作上の工夫も盛り込んでいます。それは製作精度を上げたり、飛行時の桁のたわみに翼がうまくついていけるようにするための工夫です。

 見た目にあまり表れてこない工夫も盛り込んだ、翼班の努力の結晶の翼なわけで。
機体がプラットホームから飛び出していったときは、うれしくもあり、さみしくもありました。
もうあの翼ともおさらばか、と思っていたのですが、なんと機体のBL翼(主翼の一部)は着水後にほぼ無傷で帰ってきました。他の翼もなかなかいい状態で戻ってきました。Iwataniさんの機体回収が上手なのか、あるいは翼が頑丈だったのか。

帰ってきたBL.JPGのサムネール画像


 長くなってしまいました。自分はこれでおさらばです。あとは下の代に任せるとします。引き継ぎの資料はもう渡してあるので、あとは彼らが頑張ってくれるでしょう。
 最後に今年のリブがどんなものだったかを載せておきます。上から7つが主翼、8番目が水平尾翼、9番目が垂直尾翼の一部を、それぞれ抜き出してきたものです。
マイスターで活動できてよかった。
では

all.JPGのサムネール画像 


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