tbcが2012年5月 8日に書いた記事です。

3rdTF

書いた人: tbc | 12/05/08 19:23 | コメント(0)

先週末に3度目のテストフライトを行いました。

過去最速レベルで集合、セットアップを行ったため、1時間ほど夜明け待ちをする事になりました。
今回の試験飛行では1本目2本目と転がし試験を行う予定でしたが、 前回よりも早めの転がしを行ったため2本目で機体が浮上。事実上の初飛行となりました。
ちゃんと浮く機体で良かったねと設計者が上機嫌な最中事件が起きました。
クルーの安全上良いだろうということで名目をジャンプ試験とした3本目にて滑走路から進行方向がそれた状態で離陸してしまいました。
まだ機体の操縦に慣れていないため舗装されていない緑地帯方面に進んで行きました。
その際の動画がこちらになります↓
下手したら大惨事のこの事故でしたが本当に幸いなことに機体はほぼ無傷でした。
緑地帯のぬかるんだ土壌で後輪に急ブレーキがかかっていますが、車輪を去年より強度の高いものにしていたためか、フレームには損傷なし。垂直尾翼はテールに保持が入ったため接触は免れています。クルーは何人か転んでしまいましたが大事には至りませんでした。
目立った外傷は急停止の影響で桁が前進方向にたわんだためフィルムとストリンガーが破損したこと位でした。
因みにこの事故の原因の一つとして、やんちゃなパイロットいわく
「浮いたら負荷が軽くなったからつい漕ぎすぎてしまった」そうです。
本人も事故を覚悟したそうで、機載カメラではパイロットの狂気じみた笑い声を聞くことができます。
駆動系への影響も懸念しましたが、直後の回転試験にてTFを中断する程の影響は出ていないと分かったので、TFは続行。
その後は回転数をセーブさせて試験をしたため、4本目から7本目まで浮上せず。
8~10本目で安定したジャンプ飛行に成功し、撤収となりました。(動画では殆ど浮いているように見えなかったので動画は割愛いたします)
TFから帰還後のチェックでも次回のTFには影響が無いことが判明したので、迫りくる次回TFに向けてパイロットの操縦指南が急務になりそうです。

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