操舵・電装班の日記です。
初めて日記を書きます。てつやです。
19日、20日の深夜に操縦系統の作業を行いました。
水平、垂直尾翼のV字にリブを付け、尾翼周りが一気に完成に近づきました。
あとは僕が尾翼固定に使う部品(O類)を作れば終了です。
二年生の先輩方、操縦系統の製作お疲れさまでした。
さて、ロールアウトまであと少しですが、デバッグが大変です。
操縦・電装班にとっては気分が鬱々とする日々ですが、もう少しです。
がんばりましょう。
●V字周り
２個目のV字作りました。１個目は既に焼きあがったテール桁に圧着し終わったので今週中にリブをヤスり終わらせる予定です。
ところで、こんなものを作ってみました（写真）尾翼周りの構造解析です。
今の尾翼は平面４節リンク機構で、Excelで数式を入力して計算してみました。この計算で出せるのは、サーボの回転角・速度と尾翼の迎角の関係、サーボにかかるトルク、各回転待遇にかかる力です。
写真は去年のデータをもとに作ったグラフですが、これを参考に設計してみようと思います。
今回電装に起きたトラブルをまとめると、
①回転計の表示およびログ取りができなかった。
②サーボコントローラが故障した。
③舵角計の表示が一時的にできなくなった。
このようになります。
①についてですが、異常が発生しそれに気づいたのがセットアップを開始してから3時間以上たった朝方でした。水曜日と出発直前に行った動作チェックでは問題なく、セットアップ当初も問題はなっかったので、これはいわゆる桶川病の症状です。ロガー、回転計、表示機すべてにエラーが存在しうるという線で、現在原因を究明中です。
②について。サーボコントローラが、①のトラブルとほとんど同時刻に故障しました。テスターで見たところコントローラ本体から尾翼への信号が出ていないことが分かったので、予備のものと交換してとりあえず乗り切りました。帰ってから調べたところ、ADM3202というレベルコンバータICに接触不良が起こっていることがわかりました。制作時半田付けは慎重にしたつもりでしたが、トラックでの輸送中や、前回TFでの滑走中など、長時間の連続的な振動により弱っていたところに、何らかの衝撃が加わって半田付けがとれ、今回のトラブルが起きたと考えています。
③についてですが、①、②の一時間ほど前に舵角の表示ができなくなりました。電装の人にしか分からないと思いますが、キャラクタ液晶の初期化ができていない状態です。これも予備のものに交換して乗り切りました。その後のテストでは、問題無く動作しているのですが、原因について調査中です。
以上のようなのトラブルで設計、パイロットはじめ皆さんに迷惑をかけて申し訳ありませんでした。m(_ _)m
逆に今回のTFでの成果は、気速計、高度計に、去年とれなかった舵角計を含めて、ログが取れたことです。ほとんどの転がし、滑走でパイロットはラダーを左にきっていることや、ラダーをきろうとするとどうしても若干エレベータをきってしまうことなどが分かりました。また、最後のショートレンジでは気速が10m/sを超えていたことが分かりました。これらはほんの一例でログを見れば、色々な貴重なデータが得られます。ASTにTFログが入っているはずなので、皆さん是非見てください。