いなが書いた記事です。
書いた人: いな(2007/08/20 23:06:57)
書いた人: いな(2007/08/13 23:46:13)
基本的にお盆休み休みなのか、活動してる人は少ないこの何日かです。
コクピ班と電装班と自分くらいしかいません。自分も明日から何日か消えるのでお盆明けに人が増えて作業場がにぎやかになるのが楽しみー
ってことはいいとして、設計として、ここ何日かCFRPを見続けた結果を報告します。
A桁のクラックも簡単な補修で問題なし
B桁にはクラックなし。気泡の進展もなし(そもそも眼で見て気泡の進展が発見できるのでしょうか??という疑問にもなってきた)
C桁には細かいクラックが数か所。ここも補修でOK
D桁は不思議なくらい無事
って感じです。すごく丈夫で良い桁です。
やっぱりTeamFRPとして桁を巻いてきただけあって、愛着のわく桁です笑
何日もずっと近くで見て触診し続けたからもうしばらく見たくないさらに親近感が沸いた
お盆明けには細かい計算結果を報告します。
お盆中にもろもろのプログラム書いてきます。パソコン触ってもニコニコしててごめんなさい。
To 現役・OB
これから数日間小倉庫・大倉庫が閉まってることが多いかもしれません。来ても閉まってるかもしれないのでご注意を。
前の日記でFRPが作業してるってのを書き忘れてた笑。
サーセンww
書いた人: いな(2007/08/11 02:13:49)
翼班は朝から試験翼のマスター作り。
コクピ班は昼から夜まで上田補修。ひたすらカーボンやすり。
電装班コントローラ担当は夜から深夜までプログラムとにらめっこ。
エコノ部門エレキ班は昼から1年生の体験作業としてミニ四駆を改造してエコラン大会を部室で開催
設計は暖かくみんなを見守る。
朝から深夜まで桁とにらめっこしたり試験翼用にたわみ計算してたりもしてました
そんな8月10日でした。
マイスター内部では心配されていたD桁について詳しく検査したので報告します。
【その前に前置き】
マイスターの桁は自作手巻きのシートワインディング方法で製作しているCFRP薄肉円筒パイプです。
翼は7分割されていて、中央よりA・B・C・D桁と呼んでいて、それぞれ左右があります。
そのなかでもD桁はテーパー桁で軽量化に大きく貢献してる大事な部分です。A・B・C桁はply構成をうまく組み合わせた疑似テーパー積層。
CFRPパイプを巻くにはマンドレルが必要なわけで、D桁にはGFRP製でゲルコートコーティングしてあるものを使っていました。
そのD桁マンドレルが去年の使用で寿命を迎えてしまって、補修しようにも困っている状況なわけで、また同じものを巻くのはできるだろうけど難しいのではないかと思っています。
【本題】
翼飛造の機体のD桁を調べた結果、小さなクラックが左右1つずつだけだったので、翼飛造でのテストフライト(秋TF)では簡単な補修だけで済みそうです。
もしかすると来年度の機体にも使えるかもしれませんが、使うかどうかは設計としてかなり大きな判断になるのでもうすこし保留で。
良い案があれば教えてもらいたいくらいでw
あ、写真とかは自分のデジカメの調子が良くなってからUPします。
書いた人: いな(2007/08/10 10:06:56)
今年度の鳥人間コンテストも終了し、大掃除も終わって(比較的)キレイな作業場になった倉庫よりお送りします。
はじめまして、08年度人力飛行機部門の設計主任を任された「稲川」と言います。今年1年間責任ある立場として、やるべきことはやっていこうと思います。
人力飛行機部門では3年生が引退ということで1年生・2年生での新体制発足しました。
簡単に新体制のこれからの活動方針の報告をしたいと思います。
【方針】
夏休みの最終週あたりにテストフライト
来年度の機体で新しく始めることの検討・実験
パイロットが変わるので新しいパイロット用に最適な飛行機でとは思いますが、夏休み中に全く新しい機体を作り上げることはムリなので、新しい今年の鳥人間コンテスト(9月6日7時より放送)に出場した機体(名前:翼飛造)を補修してパイロットの違いは機体の調整で済ませてテストフライトを実施しようと計画中です。
翼飛造は琵琶湖から帰ってきても大きな損傷はなかったので、使えるようになるまで補修しようと思います。
補修してテストフライトをやる理由としては・・・
1、新しいパイロットの早めの飛行への慣れ
2、製作技術の向上
3、(おまけ)来年度の鳥人間コンテストに出る前に新しい機体でテストフライトを行うときのグランドクルーの慣れ。チーム力の向上とも言うのか?
【具体的に】
翼飛造の損傷状況について
離陸からフライト中、着水までとてもキレイにいった機体なので、着水まではほとんど全く傷ついてないと思います。ただ、琵琶湖から陸に揚げるまでに、運ぶときなどに分解されるのと引きずってしまうのとで傷ができています。
現在リブを全部取って桁の検査をしてます。全部検査し終わったら破損状況を報告し直しますが、現在わかっているだけで、
・翼のリブとフェアリングは当然大きく破損
・翼胴接合部分部品(U字)全壊
・迎角調整部分(リアちゃん付近)全壊
・胴体パイプ(上田)の翼胴接合部(U字付近)に大きなクラック
・テールパイプについてる尾翼接合部(V字)と尾翼桁を留めてる部品の接着部分がとれた
・プロペラ全壊(半壊?)
こうやって列挙してみると奇跡的なほどまで最低限度にしか壊れてないので、補修は比較的簡単にできそうです。
(to各班 できたらHP上で補修報告とテストフライトに向けてどうするか報告してほしいな笑
ただ、昨日検査していて、A桁に明らかなクラックがあるので、そこは大きな不安材料です。B・C・D桁は見終わってないです。
遅くてゴメンm(_ _)m
とりあえず、新体制での書き込みがしたかったので、特にまとまりのない、自分らしくない真面目な文章になってしまいました。誰に向けての文章なのだろうか・・・
次から写真入れたり、わかりやすくしたりしまふ。
当面はお盆で実家に帰ってる現役も多いので、その時期のこっちでの活動を知らせたり、1年生に2年がどんな活動してるのかを知ってもらったり、OB・OGさんに今の現状を知ってもらうために書こうかと思います。
今日はA桁の補修をコクピ班にしてもらった。
A桁に小さなクラックが入っていたところに1層やすって(クラックは1層目までしかなかった)オーバーレイしてもらった
1年生に真空パックを作ってもらったみたいだけど、1回目からかなりうまくできたようで真空引きしてるのに音がとても静かで、稼働してるのかどうかがわからないくらい。静かな夜が過ごせました。
ここ何回か、自分で真空を引くときに気をつけていたにも関わらず音が鳴りっぱなしだったので才能に嫉妬
やはり真空パックはかなり気をつけて作るべきなんだなと。
教訓でした
オーバーレイ:カーボン生クロスに主剤(エピコート)と硬化剤(TEPA)を混合して作るエポキシ樹脂を含浸させてCFRPパイプにくっつけること。補強したり、桁の相貫の際にする。オーバー(重ねる)レイ(層)。
真空引き:オーバーレイしたときに圧着させるためと空気を抜くために離型フィルムにブチルテープで周りをふさいだ真空パックを作り、真空ポンプで空気を抜くこと。真空パックの下にはピールクロスとブリーザーをはさむ。ウェット積層でも同じ。
他の大学だとオーバーレイしてもテープで圧着しているようだが、気泡が入る危険と均一に圧力がかかることを考えれば、真空引きが優れていると思う。
で、デンソー(ダイソーに似てるなぁ)日記にあったので、少し報告(涙
【エポ硬化実験】
ダイソーのV字積層で激しく硬化不良だったので、主剤:硬化剤の割合がどのくらいが良いのか簡単に実験してみた。
[主剤:硬化剤100:8と100:12]
100:8はデソンーに自分が指示した割合。
簡単な実験ということで少量のエポしか作らなかったので硬化剤の量が調整できる最少単位である都合上100:12で対照実験。
それ以上だと100:16となり経験上明らかにすぐ硬化かつ、発熱しすぎて危険なので2つのみで実験。
通常よりも攪拌して、ドライヤーなしの条件下。温度は30度前後。湿度は夏にしては低め。
使った主剤は新しいもの。(古くはない的な意味で)
[100:8]
結果としては明らかな硬化不良。
混合から40分経ってやっと粘性が上がってドロドロになってきたと思ったら、そのままいつまでたっても硬化せず。
1日放置してみたら、一様固まってはいるが、柔らかいし、入れたままの割りばしが抜けるほどゆるい。
エピコート臭もするので明らかに硬化剤不足。
[100:12]
完全硬化。もちろんエピコート臭もしないし、エポ的な硬さになった。
混合から40分後に積層にはかなり使いにくい程度にまで粘性があがった。
ドライヤーを使わず、40分で使いにくいレベルならかなり実用的だと思うので夏でもこれからはこの比率前後で行うことにします。
とこれから積層するであろうヂソリー班にも言ったし、コクピ班にも口頭で言ったから、FRP班にしか有益でない実験報告でした。
いまごろショタは岩手で牛に乗ってポケモンしてるんだろうなぁ