管理人の鳥人間日記〜vol.3 8/1・大会2日目(Meisterのフライトまで)〜
8/1 Sunday 鳥コン・2日目
AM1時起床。
準備して、ホテルを出ました。
そとはパラ雨。
昨日の願いを簡単に打ち砕かれた現実。
とりあえず、琵琶湖へ。
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当日の朝。
天候や、湖岸でセットアップに急ぐ選手たちとは対照的に静かにたたずむプラットホーム。
2時集合ということでしたが、雨が微妙でした。
もう、開き直ってセットアップ開始。
昨日は全ての競技が終了せず、一部の滑空機部門・フォーミュラクラスのフライトを残していました。
今日の天候を見て、人力プロペラとどっちを先にやるか決めるそうです。
フライト順1番手であったので、Meisterの駐機場とプラットホーム(以下プラホ)の間には誰もいませんでした。
昨日その区間にあれだけいた1日目の滑空機部門・オープンクラスの方々は全て昨日のうちに撤収。
お疲れ様でした。
と、いうことでできるだけプラホに近づいてセットアップ。
途中何度も降ったり止んだりの繰り返し。
すごく早く流れる雲。
そして東の空が明るくなって来ました…。
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プラホのすぐ手前で待機するメンバーたち。
皆何を思って待っているのでしょうか…。
本日は午前6時に競技開始予定。
予定時刻が迫り、プラットホーム上を見ると、旗が静止しております。
「風ないじゃん!!今やろうぜ!!」
と思いつつプラホの手前で機体を保持し続けるメンバー。
そして、競技開始のお知らせが。
なんと最初は滑空機フォーミュラクラスからやるそうです。
フォーミュラクラスの残りの競技が開始。
4機がフライトしました。
その後約1時間が過ぎて、ついに人力プロペラ機の競技に移り、早速Meisterの出番となりました。
桟橋に機体を乗せ、プラホメンバーに機体を受け渡し、他のメンバーは応援席へ移動。
1年のときは応援席、2年のときは駐機場に残っていた僕は3年目にして初のプラホ。
ドキドキです。
そして桟橋を登るプラホメンバーたち。
長い。そして重い。
さすがにこの人数では機体を運ぶにも一苦労です。
坂を登るとき、僕は桟橋右端にいたのですが、下の湖面を覗くと、うちの設計主任と荻原次晴氏を乗せたボートが。
なんかこっちチラチラ見て話しています。
何話しているのでしょうかねぇ?
と、そんなことをやっている間、風が出てきました。
しかもどんどん強くなってきて…。
そして、プラットホーム上に到着…。
プラホ上ではかなり風が強くなっていました。
正面を12時とすると、4時くらいからの風でしょうか。
プラホ上の旗は余りアテにならないことを思い知りました。
むしろ、こんな大きくて重い旗がはためくようになったらヤバイだろう、と。
で、セットアップ開始。
すごい時間がかかって、超怒られまくってました。
しかし、ウワサどおり、プラホ上で「せかす」おっさんは性格が悪い…。
嫌味の連続で、さすがに怒鳴りつけてやりたくなりました。
代表はヘコヘコしてるし…。
情けない。
パイロットはインタビューを受けてました。
芸能人もこんな状況で見てたらどっかの他人と大差ないですね。
機体に近づくときにペラとコクピの間をくぐるなー!!
結局10分以上はかかったのでしょうか。
最後はみんなでフェアリングをつけてました。
すっごいバタバタしてて。
途中、スターターだけプラホ先の様子を見に行きました。
さすがに雨がひどくなかったのでウォータースライダーとはいきませんでしたが、それでもすごい滑りやすかったので、かなり手前で手放すことに決めました。
とにかく落ちたら失格ですから。
そして、ついにセットアップ完了し、すかさずスターターに交代。
いよいよスタートです。
右翼横風〜追い風気味の強い風の中、正面にはスタートフラッグの合図が。
フラッグが白に変わり、ゴーサインが出ました。
パイロットの掛け声がこだまします。
「3、2、1、スタート!!」
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それまでは一生懸命に声援を送っていた応援団の皆も、この瞬間だけはモニターに見入ってました。
プラホ上に登ってから、スタートまで、無我夢中でした。
せかされまくるし。
スタートでは、予定通りの位置でスライディング。
目の前を機体が通り抜けて行きました。
しかし、通り過ぎるまでにすごい削られるような音が機体から。
何の音でしょうか?
そしてプラットホームを離れ、やはり機速が足りないのかダイブする機体。
こっから引き起こせ!!
この間、僕だけでなく、皆が息を飲んで機体の行方を凝視していたのではないでしょうか。
機体は引き起こしに成功。
歓喜するプラホ上。
そして、飛行する機体に注目していたのですが…。
機体はバランスを保てずにすぐに着水。
着水――――――。
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飛行するHalcyon。
わずか数秒間の出来事でしたが、なんと美しい飛行であることか。
このままどこまでも行って欲しかった。
記録は218.67m。
呆然としながらも、とにかくプラホ脇に逃れ、インタビューを受けるメンバーたち。
そのままプラホを降りていきました。
僕もその間は頭が真っ白になっていて、とてもまわりを見る余裕はなかったのですが、飛行後に空を見たら虹が。
どうやら機体が桟橋にいるときから出ていたようですが。
とにかく、パイロット、機体に会いに降りました。
途中、桟橋上にいるWASAや二宮翔会の人に「頑張ってください」などと声をかけつつ。
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Meisterの記録。
あまりに残酷な結果に…。
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