2011年11月の記事です。
≪2011年10月 2012年2月≫
書いた人: 新浜京都
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11/11/26 11:24
コメント(10)
- はやし [ lucciolaの時のOBです。 完...]
- 飛行機のOB [完走できてよかったですね! それと,学生...]
- 中村@first_step [おつかれさまです~ 細かく記事にしてるの...]
- 中村@first_step [>3A/負荷率0.35=0.43A がは...]
- 新浜京都 [検証していただきまして、ありがとうござい...]
- ミツバ齋藤 [何はともあれ完走おめでとう御座います。 ...]
- 中村 [がは~ 0.43Aじゃなくて4.3Aです...]
- ミツバ [コア抜きの当初の目的はソーラーカーでも同...]
- 新浜京都 [コメントどうもありがとうございます。 私...]
- ミツバ齋藤 [「ものつくり」という言葉の捕らえ方次第の...]
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書いた人: TKD
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11/11/22 02:00
コメント(5)
- TKD [追記 レース会場にて、液体洗剤を新たに試...]
- ミツバ [まずは完走おめでとう御座います。 41周...]
- TKD [我々としても、他の学生チームに負けている...]
- 中村@first_step [おつかれさまでした~ レースは終わってし...]
- ミツバ齋藤 [>妥協のしかたとか、、、、 すごい大切で...]
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書いた人: TKD
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11/11/08 00:17
書いた人: TKD
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11/11/03 14:44
コメント(10)
- おせっかいのnull [セオリーから言うと、ギアにキー溝彫った方...]
- TKD [やっぱりそうですかね。あんまり手間をかけ...]
- ミツバ齋藤 [講習会の時にも言いましたが、この体制が最...]
- 中村@first_step [写真のギヤって「ずぶずぶ」に焼きが入って...]
- TKD [いつも助言ありがとうございます。確かに、...]
- TKD [>「ずぶずぶ」に焼きが入ってるように す...]
- 中村@first_step [この手のレースで使うギヤなら熱処理なしの...]
- 中村@first_step [>速度変化のあるNATSには有効かと考え...]
- ミツバ [中村さんはとても理論的ですが、君達の今の...]
- TKD [確かに応力集中係数10は適当です。 ディ...]
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書いた人: 新浜京都
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11/11/01 21:24
コメント(3)
- ミツバ齋藤 [ちゃんと走れている車もある訳ですから何か...]
- Meister [斎藤さん。ご心配ありがとうございます。N...]
- ミツバ [NATS出場の件、下総の中西先生から連絡...]
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ドライバー兼エレキ主任の浜です。
まずは、応援してくださった皆様に、本当に感謝いたします。そして、今まで叱咤激励してくださいましてブレーキ・配線の問題を教えてくださったり曇り止めを貸していただいたりしました、ミツバの斎藤さん、技術についてご教授いただきましたアイシンの中村さん、どうもありがとうございます。
私どもにとって現役最後の大会で完走することができまして、喜んでおります。
さて、今回の大会は、前日から朝にかけて雨が降り出しまして、若干いやな想像をしましたが、会場に入った頃には雨が上がり、よい天気となりました。
今回の大会は、去年までとは異なり、1日での開催でした。また、レギュレーションも去年のとも異なり、「加熱しての過充電が禁止」ではなく「会場内でCO2を出さなければ過充電はOK」に変わりました。ただ、私どもは、とにかく「まともに走ることが最優先」でしたので、過充電しないでのレースとしました。(自作のDC-DCコンバータを使えば過充電自体はできますが、ジェネを使わずに恒温槽は使えず、カセットコンロで加熱する自信もなかったので、今回は見送りました。)
車体は、今年の車体、Gungnir(グングニル)。特電アモルファスで走りました。私は、エレキ主任でもありますから、回路的に凝ったことをするのが大好きなタチであり、キャパシタなどを載せようかとも思いましたが、「まともに走ることが最優先」ということと「バッテリに並列にするとなるとキャパシタを11本載せなければならない」といったことから非常にシンプルな回路構成でいきました。工夫したことと言えば、ブレーカーに直列にon-offスイッチを入れたことです。NATSではモーターを使わない時間が長いことに配慮しました。これは、「モーターコントローラーの消費電流(たかだか30mA程度ですが)をカットする」ということと、「下り勾配で加速と共に逆起電力が上がっていった際に回生となって効率が落ちるのを防ぐ」という意味があります。後者の理由に関してですが、無負荷回転数以上になって逆起電力が電源電圧を超えたら回生となるのはもちろん、高速時は無負荷回転数以下でもボリュームをoffにすると回生となることをモーターベンチで確認しています。これは、逆起電力がリップル(脈流)となることによるもので、無負荷回転数以下でもリップルのピークがバッテリー電圧を超えてFET寄生ダイオードを超えてクランプされて逆流するものと考えられます。
今回、「我々の代が先輩から我々へノウハウの継承が十分でなかった(先輩には失礼な言い方ですが)」ことを重く受け、2年生だけでのセットアップ練習の意味を兼ねて、もう一台Operaで出場することにしました。
モーターは、肥後先輩がモーターコントローラーをつけて実験していたというモーター(秋田モーターだとして譲り受けました)に私の自作モーターコントローラーをつけて出場しました。このモーターコントローラーは、PICマイコン16f88とゲートドライバICだけを使って(ロジックICもCCPモジュールも一切使わずに)PWM、位相切り替えを行い、さらに電流不連続モードに対応した同期整流(実際には電流が逆流するまでの時間を入力電圧、duty比、回転数から推定させる関数を実装することが必要ですが、まだやっていません。)が可能なものです。アセンブラで厳格に作っています。細かい話はここでは割愛します。 実際にモーターベンチで特性を測定してみると、これはなんと「秋田モーターではなくて12V用エコデンモーターだ!!」ということが分かったのです(つまりトルク定数半分、無負荷回転数2倍。波形から見ても、モーターコントローラーの誤作動などではなさそうです)。12V用モーターを24Vで使うのですから、いくらギア比を大きくしたところで効率は良くはならないのですが、「練習のための出場」ですので仕方がないのです。
練習走行(今年は予選ではない)が始まりました!はじめてのまともな走行です。本当は学校内テストランをする予定だったのですが、代表が3週間前の申請を忘れてしまったもので・・・(こういったこともみんなで情報を共有する努力が必要!と後輩に伝えます)。ギア比を2通りで試してみようということで、高めのギア比で出発。フルボリュームで30km/hになる感じ。 ところが、3週回ると曇りだし、何も見えない。ここで斎藤さんのお世話になり、ノウハウを教わりました(本当にありがとうございました)。ギア比を低めに変更し、自力脱出の方法を変え、最後まで走り続けました。
いよいよ本番です。練習走行から本番までの時間は一時間しかなく、ギア比を高めに戻すのに比較的速い作業が要求されました。スターティンググリッドでは偶然にもGungnirとOperaが横に並んでいました。 NATSでは上り坂が重要だということで、上り坂の前でできるだけ加速し、坂ではモーター側の電流が一定になる感じで減速していきました。なお、ロガーのLapスイッチはコントロールラインではなく、坂の頂上で押すという作戦にしました。
今回は初戦ですので、基本的に時間一杯使って一定の平均Wで走ろうと考え、佐藤さんロガーのプログラムを「今走ってきたラップに関してのWh/タイム」と「今まで走ってきた全体のWh/タイム」の2つを並べて表示するように変更し、坂が下りに転じるときに平均Wが30Wとなるようにうまくコントロールするようにしました。
レース終盤になって電池を余らせたら大変と思い、若干焦りましたが、結果的にレース終了1分前に上り坂の頂上付近で電池切れになりました。「あと数メーターがッッッ!!!」人力飛行機部門の豊さんが「あと1分!!」と言っているのが聞こえました。落ち着いてブレーキをかけ、電池の自復作用を待ってボリュームをonにしたり、できるだけバンクのイン側に行くようにハンドルを動かしたりしてなんとか下りきりました。しかし!時間切れでした。42周には届きませんでした。結果、41周、12位でした。ピットに戻った時、みんなが出迎えてくれました。応援してくれてどうもありがとう!私も初の運転、とても楽しかったです!!
ログデータによると、合計電力量は62.45Wh。例年と比べると低いですが、過充電していないのでそんなものでしょうか?60Whとして計算していたので、ほぼ計算通りです。ただ、電池がへたってきた終盤に焦ることになってしまったので、もう少し前倒しの運転にすべきだったとも考えています。
レース全体で、2回他車と接触してしまいました。2回目はヘアピンで、こちらがTTDCさんの青い方の車体をインで追い越す形になってしまい、側面に衝突し、スピンさせてしまいました。申し訳ありませんでした。
Operaの方はというと、ロガーの電流値がおかしいだとか、ギアが外れるといった様々な問題に見舞われ、1時間を過ぎたあたりで途中で止まっているのをGungnirの中から何度も見ました。
今回は(というか近年はいつもそうなってしまっているのですが・・・)、まともに(アッパーを閉めた状態で)テストランせずにいきなり本番に突入するということで、正直不安でした。そこで電気系のトラブルを絶対に出したくない、ということと、どの場所に来たらどのロガーボタンを何回押すのかという練習をするため、私が数ヶ月前に開発した「モーターベンチ・モーターベンチ制御システム」 を使って、本番の再現シミュレーションをしました。車体に乗ってアッパーを閉めて、モーターだけモーターベンチに乗せている感じです。詳しいことはここでは割愛しますが、アクセルモード・ブレーキモードが連続制御で速度指令に追随するように運転できるため、NATSの中西さんからいただいたコースエレベーションと講習会資料をもとにした転がり抵抗、空気抵抗を入力し、シミュレーションをしました。実車からデータをとったわけではないので今回の試験では完全なシミュレーションはできませんでしたが、ドライバー(私)が慣れるという意味で重要な意義があったと考えています。実際に、ロガーで測定する電流は、PWMの前側のバッテリー電流なわけであり、坂を上る際にモーター電流を一定にした方が良いという観点からは、ボリュームをどんな速度で戻してゆくのかといったことを体に身につけさせる必要があると考えています。ですので、モーターベンチでPCに表示される出力トルク(これはモーター電流に直接比例しているはず) を見ながら、それが一定になるようにするにはどうすればいいのか、練習しました。この試験では、開始直後に、ロガーのLCDが断線して、まともに映らなくなりました。これを修理して本番に臨んだわけです。もしこれが本番で起こっていたら・・・今回のようなエネマネはできなかったと思います。
テストランがなかなかできないなかで試験をするうえで、できるだけ本番と同じ状況を作りだすことが必要で、ツナギもたびぐつもグローブも着けた上で実施するわけです。そうすると、ボタンが押しにくいとか、ボリュームを回した時に隣のスイッチを触ってしまうとか、いろいろなマイナーな問題が出てくるわけです。
また、Operaが出場することを受け、急遽自作モーターコントローラーの耐久試験をしました。定格電流で2時間の試験を何度かやりました。「本番で火が出た」となっては大変ですから!よくありがちなパターンは、「ちゃんとつながっているところはつながっていて、つながっていないところはつながってなく、制御ロジックもあっていて、無負荷ではちゃんと回っている」のに、「本番では火が出た。」というもの。大電流でノイズが発生すると、スタティックな回路設計では駄目なのです。細かいことは割愛します。結果として、本番でトラブルを起こさず、良かったです。
繰り返しになりますが、今まで支えてくださった方、本当にありがとうございます!!また、ノウハウ不足とか、炉から自作しなければならなかったとか、いろんな逆境の中にあったのに、さまざまな新しいことを取り入れた新車を作り上げ(もちろん私も手伝いましたが)、兵庫でさんざんなことになりながらも心折れずに(折れてたのかな?)改良を重ねてくれた、車班の2人には本当に感謝します。どうも、ありがとう!!
ちなみに、今日はMeister全体の祝賀会なので、こんなかっこうをしてたりします。