2012年9月の記事です。

≪2012年4月 2013年12月≫

お疲れ様でした。

書いた人: mii | 12/09/11 00:24

お久しぶりです、フェアリング元主任です。
各班が続々と引退のご挨拶をしている中、遅ればせながら私も最後の日記を書きたいと思います。

では、まず本番用フェアリング製作についての活動報告です。
TF用製作での試行錯誤の末、今年度の本番用フェアリングは設計・製作ともに大小さまざまな変化がたくさんありました。

その中でも大きく変化したのは、
1、ダクトの導入 
外気を取り込むインテイクを従来のノーズ部分の他にパイロット顔付近にも取り付けることで、より風通しのよい環境を作る。
2、アウトレット形状の変化 
後縁中央付近に大きく穴を開け、そこに強度保持のために断面が翼型となる後縁を取り付けることでパラシュート構造をなくしたアウトレットの成形。
3、フレーム接合部フィレットの改良 
本体製作時にフェアリングとフレームの接合部のフィレット部分も一体成型で切り出しを行い一緒に製作することで、見た目にもきれいな滑らかなフィレットを製作。
4、ダッシュボードの導入 
フレーム形状の変化に伴い,電装機器の表示計をフェアリング本体にとりつけるための表示板(ダッシュボード)を一体成型で製作。
5、アイソグリッド構造の模倣 
フェアリング内面の構造をアイソグリッド構造を模倣した格子状の凹凸のある面で製作し、発泡スチロールの厚み自体は薄いまま強度の高い面を成形することを実現。
の5点です。

あれもこれもと改良していくうちに、フェアリング形状はどんどん複雑になっていきましたが、形状が複雑になるほど一体成型での切り出しは困難になります。
しかし、分割して製作するとその分接合面積が増えてしまい、接着材分重量が増えてしまうことに加えて見た目もあまりきれいではありません。

できる限り分割の少ない軽くて美しいフェアリングを製作しよう!
ということで、改良点はそのまま、ほとんど一体成型での製作に乗り出したわけですが...大変です。
班員のみんなには本当にいろいろ無茶を聞いてもらい、頭が上がりません。

そうしてようやくASU前日に完成しました。
R0019250s.jpg

軽さ・強度の高さを実現できたことはもちろんのこと、特に外観に関しては、自分の満足する美しいフェアリングを作ることができたこと、とても嬉しく思います。
この製作を行うにあたってご支援、ご協力頂きました大学関係者の皆様、各企業の方々にこの場をお借りして心より感謝し御礼申し上げます。


最後に、言葉足らずで至らない私に優しく温かく教えてくれた先輩の方々、こんな頼りない主任についてきてくれた後輩、そして何より支えてくれた同期のみんなに出逢えたことをとても幸せに思います。

記録として結果は出ませんでしたが、Meisterで過ごした毎日は私にとってかけがえのない経験と友人を得られた最高の3年間です。


コメント(0)

コメントを書く


Copyright © 1992-2010 Meister. All rights reserved. E-mail : webmaster@meister.ne.jp