2011年9月の記事です。

≪2011年8月 2011年11月≫

積層 始めました

書いた人: T.Hirozumi | 11/09/25 22:57

どーも。うちの班は尾翼接合部の製作も担当してましてそのあたりの製作を始めました。
色々と試したいことがあったので少し開始が早めです。

自分の趣味にあったタイトルを思いつけなかったので今回は真面目モード

さて、記念すべき第1回目の積層です。
うちの尾翼接合部は内部にコア材を挟んで積層することで断面二次モーメントを稼いで強度を上げているのですが、使用しているコア材がうまく金型に沿ってくれず
IMG_5777.JPG
製品が金型から浮いてしまいました。真空引いているのでホントは金型に沿ってくれるはずだったんですけどねぇ・・・
実はこの時は金型にバギングフィルムを貼りつけて離型してたんですがどうもこれが良くないという指摘が全体設計さんから入ったので離型剤を塗って再チャレンジ
RIMG0011.JPG
問題の浮きは見事になくなりました。が、なぜかざらざらになってしまいましたorz
積層中に樹脂が若干足りなくなったり、硬化途中にポンプが原因不明の停止をしていたりするのでそのへんが原因っぽいです・・・まぁその辺ミスらなければうまくいくでしょう。

以前の記事でどうも一部の技術がロストした的なことを書きましたがこれで一番でかいところは回復できたようです。
(まぁ原因がわかってみればおそらく発端が金型の新調なのでロストしたという表現は不適切だったかもしれません。)

ハンドレイアップによる製作の目的が技術のロスト防止とドライ積層で失敗した時の退路の確保なのでハンドレイアップでの製作はこれで一旦終了です。
次からはドライ積層での製作を試していくつもりなんですが、去年の記事(こちら)で書いたとおりスプリングインがひどいので対策検討中です。(案はあるのですが・・・ちなみに金型を少しづつ変えていくのは予算と手間の関係上できないのです・・・)
これに関しても一定の結果が出次第また記事書こうと思ってます。
(こんなペースで書いてていいのかな?
では、

おまけ:
内部用にテールパイプ尾翼間接合部の構造の説明画像を作ったので一応上げておきます。
ホントは交流会資料とかに載せるべきなんだよなぁこういうの・・・(作ったのが締め切り後(オイ

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