 
相貫 ←コックピットtopへ
フレーム製作の最も基本的な作業。2つの桁を接合する作業です。
接合部はただ桁同士を接着するだけでなく、さまざまな補強をします。
Isection
桁は円筒であるため、接着面の切り口は独特の形状になります。
そのため、切り口の曲線をあらかじめ用意して、それにあわせて断面にやすりをかけていきます。
「Isection」は、桁の切り口の曲線を印刷してくれるプログラムです。
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接着する桁の半径、接着される桁の半径、接着する角度、2本の桁の中心位置のずれを入力すると、
それにあわせた切り口の曲線を描いてくれます。便利〜☆
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紙に巻きつけて、この曲線に沿って桁にやすりをかけていきます。
ウレタン盛り
桁が中空である以上、接着する桁の断面はほとんど線です。接着の効果を高めるため、接着面に「発泡ウレタン」を詰めて面にします。
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これが発泡ウレタン。2つの液を混合すると膨張して固まります。
ウレタンはクッション素材にも使われていますが、これはもっと硬い種類。
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パイプにウレタンを詰めた様子。あとは接着面に合わせてやすりをかけ、エポキシ樹脂系の接着剤(とにかく強力。そして高価。)で接着します。
リブ接着
ただパイプ接着しただけでは強度に不安が残ります。そのため、この後はさまざまな補強をしていきます。
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CFRP板を加工して「リブ」を作り、相貫部に取り付けます。
パテ盛り
まだ相貫は終わりません。さらに補強します。
このパテ盛りは補強のためではなく、最後の補強のための下準備といったところです。
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エポキシ樹脂にガラス粉末「グラスバブルス」と増粘剤「エロジール」を混ぜて、通称「エポパテ」を作り、リブとパイプの間のくぼみを埋めます。
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パテを盛った曲面をやすりでキレイに加工して、準備完了。
この後、最後の補強「オーバーレイ」をします。
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